2018年02月25日

Technics EAH-T700は圧倒的によい

これまで、ヘッドフォンとして、SONY MDR-1A、JVC HA-MX100-Z、オーディオテクニカ SOLID BASS ATH-WS1100、パナソニック RP-HD10の4機種を使ってみた感想について紹介してきた。これらはいずれも定価で2万円クラスですが、結構キャラクターに違いがあることがわかった。あくまでのもキャラクターの違いであって、どれがいい悪いではない。自分としてはどれが好みかということであろう。試聴してみて自分に合ったものを選べばよいと思う。

今日紹介するのは、パナソニック社のハイエンド機種であるTechnics EAH-T700です。
定価9万円消費税入れると10万円近く10万円クラスといっていいだろう。一般にヘッドフォンは発売後年数が経過すると値下がりが激しいものが多い中で、EAH-T700は2年以上経過しても依然として定価販売がほとんどである。
聞いてみた印象は、いままでの4機種とは違い圧倒的によい。さすが高価なことだけある。
最近のヘッドフォンは解像度が高いものが多いが、それらを虫メガネで見る解像度とすれば、EAH-T700は顕微鏡で覗くといったぐらいの違いを感じる。微粒子が散乱するといった感じである。この機種はヘッドフォンでは珍しい2ウエイのドライバーユニットが採用され、外見上はRP-HD10にツイーターが付いただけみたいに見えるが、音質面は解像度、ワイドレンジ感、広大な音場感、力強い低音といい格段によくなっている。
欠点としては、ハウジングが金属製で大型、非常に重たいことだ。それが音質面に大きく寄与しているのは間違いなく、やむを得ない面かと思う。いまの音質をできるだけ維持しもっと安価かつ軽量化した機種を次に出して欲しいと思う次第である。

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2018年02月14日

パナソニック RP-HD10 解像度が高くクリアだがややタイトな音調

4つ目のヘッドフォンとして、パナソニック RP-HD10について紹介します。
いつも最初に着目するのが低音、5.0cmのやや大きめのドライバーユニットが使用されているが、それほど量感があるわけではない。引き締まった音で質の良い低音です。やや中高音が強く、解像度が高くクリアな印象、全体的に粗さのない端正な音ではあるが、ややタイトな音調なので他の機器との組み合わせによっては聞き疲れを感じる場合もあるかもしれない。まずはいい音だと感じます。装着感は非常に大事だがそれほど良いとは思えない。

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北海道の夏の風物詩「子供盆おどり唄」
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2018年02月04日

SONY TA-A1ESは完璧なアンプ

SONY TA-A1ESは現在SONYのカタログにある唯一のプリメインアンプ、それを格安で入手したことは先日書いた。
超シンプル機能、デザインのアナログアンプという点で注目していたところに格安で出ていたので購入したわけで視聴してはいなかった。
では気に入った点をいくつか書いてみよう。

1.アナログアンプ
デジタル化を先導してきたSONYだが、いま流行りのDAコンバーターなど内蔵せず、入出力とも全部アナログで構成されたアンプである。
増幅回路もA級動作領域を大き目に取ったAB級動作である。純A級動作は音質面のメリットはあっても省電力も大事なのでAB級動作がよいと考えている。各社高級機は音質面からみてD級動作よりAB級動作が主流のようだ。個人的にもD級動作やデジタルアンプはクリアなものの音に厚みがなく淡泊な印象はある。
A級動作領域を大き目に取ったAB級動作ということは、通常使用する音量ではほぼA級動作しているということである。
SONYはフルデジタルアンプをやめ、今回のは完全アナログアンプなわけだが、決してデジタルアンプを否定するわけではなく、このコンセプトのフルデジタルアンプを復活することを望むものである。

2.超シンプル機能、デザイン
前面パネルに付いているスイッチ類は、電源スイッチ、入力切り換えスイッチ、音量調整ボリュウム、ヘッドフォンインピーダンス切り換えスイッチのみである。
いままでたくさんのアンプを使用してきたが、故障やトラブルのほとんどがスイッチやボリュウム類の接点に集中している。長期的に安定した状態で使用していくには可動接点は少なければ少ないほどよいのである。
実際使用していて、バス、トレブルなど必要性を感じたことはないし、事実超高級機にはないものもある。上記に挙げたものだけで十分である。
他のアンプでもバス、トレブルなど使ったことない、ある程度以上のアンプはそれらをパスできるパワーアンプダイレクトスィッチが付いているが、このアンプは最初からそれしかないと考えられるのである。

音量調整ボリュウムは電子ボリュームである。電子ボリュームは従来からの可変抵抗アッテネーターに比較し音質面で疑問符が付けられてはいるが、ICで構成され長期的には安定していそうな感じもする。可変抵抗アッテネーターはいずれはガリを起こすものだしそれから開放されればよいと思う。
可変抵抗アッテネーターで一番問題とないるのがギャングエラー、どんなものでも多少はあり、小音量時に左右の音量バランスが崩れる。この機種の電子ボリュームはギャングエラーはほぼ皆無なのでバランス調整ボリュームをなくすことができたのである。
PHONO入力もない。このクラスではMMのみの中途半端なものになりやすい。それぐらいならないほうがよいし、付けるならMCまで対応したしっかりしたものにすべきである。

3.メーターが付いていない。
メーターは音質に悪影響があるのでないほうがよいと言われるが、どの程度の影響があるかは知らないがないに越したことない。そもそも付いているメーターおもちゃみたいなもの、それを付けるためにパネルにくり抜くなどそれ相応のコストが掛かっているはず、馬鹿げている。メーターこそ一番不要なものである。

4.1系統の超大型のスピーカー端子
背面パネルに異様に大きいスピーカー端子が付いている。スピーカー端子が大ききとケーブルの取り付けが容易でしっかり固定でき安心感があるし何よりも使いやすい。
スピーカー端子は絶対1系統であるべき、実際に高級機になるほど1系統になる。当然である。スピーカー切り換えスイッチはどのアンプも頼りない。大きな信号を扱う部分だからよほどしっかりしたものでない限り切り換えはないほうがよいに決まっている。
多くの機種でスピーカー端子が2系統なのはバイワイヤリング接続しやすいためであるが、それより1系統の大きなスピーカー端子に2本のワイヤを差し込んだほうが絶対いいのである。
(バイワイヤリング接続そのものは効果なしと思っている。理論的に逆起電力がどうのとの説明されているのを見かけるが、ウーハーとツィーター間のジャヤンパー線を切り離しバイワイヤリング接続しようが、アンプのスピーカー端子側で両方が繋がっているので意味ないではないか、実際にバイワイヤリング接続すると確かに音は変わると思うが、それはスピーカーへ各2本引くことで抵抗が半分になり実質的なダンピングファクターが高くなり音の切れがよくなるからであって、いわゆるバイワイヤリング接続の効果ではないと考えている。)

5.ヘッドホンアンプが専用設計
多くのアンプのヘッドホン端子はスピーカー出力を減衰したものであるが、このアンプは専用回路になっており、しかもインピーダンス切り替えできる親切設計である。

このアンプの企画、設計者、オーディオというものをよくわかっている。感心するしかない。
最高級の思想、設計のアンプでありながら価格が安く抑えられているという点も含めて完璧なアンプである。
似たようなコンセプトのアンプとしては、イコライザ付きではあるがMarantz PM-12などがある。

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大馬歌壇小国宝 Yoyo Cheow 周明瑶
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